筆者・小林俊恵さんのご紹介
10年前に4年制大学を卒業するが、超氷河期の影響もあって就職できず、“働くために”学び始めたパソコンの面白さにはまってしまう。3年半ほど前に、HTMLの“H”も分からないような状態でホームページ作成技術を学び始め、その1年後には、ほぼ初心者の状態でWebサイトの制作依頼を受け、それ以来、フリーのWebデザイナーに。今では、「顧客が望むとおりのWebサイト作り」にはまっている34歳。
新人Webディレクターの仕事奮闘記
初めてWebデザイナーとして仕事を請け負ったのは、今から約2年半前のことになります。
ある会社のイベント企画のホームページ制作を請け負いました。お陰さまで、そのサイトは、今でも担当させていただいていますが、今思えば、最初が一番大変でした。その頃は、「HTMLさえ知っていればWebサイトが作れる」と思っていたのですが、そのHTMLさえ怪しかったのです。TOPページのデザイン案の作り方も、スクールで学んでいたものの、実際にはどうしていいか分からず、最初は手書きで書いていましたし、時間配分もどうして良いか分からず、あらゆることに時間をかけていました。そんな試行錯誤があったからこそ、今の私がいると思えるので、未経験の私を温かく見守っていただいた当時のクライアントには、本当に感謝しないといけないと思っています。
TOPページのデザイン案が決まれば、次の作業が見えてくるので、なんとかほっとするのですが、そこで一つ目の壁が出てきます。まず、私が提示したTOPページのデザイン案がすんなり通ったことがありません。
TOPページは、そのWebサイトの顔になるものです。
各クライアントは、Webサイト制作を依頼した時点で、それなりのデザインを頭の中で想定しているのです。そのため、提示したデザイン案にそれなりの説得力がなければ、クライアントはOKサインを出してくれないのです。初めての仕事でもそうでした。一旦決めたデザインが全て覆り、全く違うものに差し替えになりました。デザイン案の段階で修正が入るのは、問題ないのですが、一旦出来上がってしまったサイトを修正するのは、結構大変です。
1年半ほど前、まだ私が未熟で、あまり多くの作品をこなしていなかった頃、出来上がったサイトの色を全部修正する依頼がありました。しかし、それには、私の致命的なミスがあったのです。クライアントが急いでいるということもあり、基本的な色と雰囲気だけをクライアントから聞いて、出来上がったデザイン案をチェックしてもらわずに、そのままWebサイトにして公開させてしまったのです。私も「デザインの希望はないですし、全てお任せしますから」の一言があったからこその行動でした。しかし、それは間違いだったのです。それ以来、デザイン案を作るときは、必ずクライアントと話し合い、出来上がったものを確認してもらう作業を行っています。
今思えば、それは当然の作業です。しかし、当時の私は、そうやって失敗して始めて理解するほど未熟であり、無知でした。Webディレクターとしては失格だったかもしれません。しかし、最近では、同じ失敗を繰り返さないために、そのプロジェクトに取り掛かる際は、どんな仕事であっても、クライアントが求めているサイトについて細かく聞き出します。出来上がったデザイン案は細部までチェックしてもらい、互いに納得がいった時点でWebサイトにしていくようになりました。まだまだ、失敗はありますので、良いディレクターとはいえないかも知れないですが、失敗をしたら、次は同じ失敗を繰り返さないようにすることが大事ですし、ディレクターとして、「クライアントが求めていることを聞き出すこと」が最も重要であることを学びました。
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